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耳から白い糸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

耳から白い糸 (みみからしろいいと)とは、耳にピアスをあけた際、そこから出ると言われている、白い糸状のものである。その糸を切ると失明などの障害が発生するとされている。
都市伝説」「」として語られ、医学的な根拠は無い。

目次

[編集] 概要

とある人がピアスをあけると、からい糸が出て、その糸を切ったところ、実はその糸は視神経で、その人は失明してしまった。

その人は失明した事を怨み、ピアスをしている人の耳を齧る「かじり女」となった、と続けられる事もある。

また、「白い糸を引っ張ったところ、体内の神経が芋づる式に全て引っ張り出されてしまった」というものもある。

[編集] 考察

[編集] 失明について

そもそも視神経は脳神経の一つで、と直接つながっており、ピアスを開けるような耳たぶには通っていないため、このようなことは起こりえない。さらに言えば、視神経はタコ糸程度の太さがあり、一般的なピアッサーのピアスよりもかなり太いため、ピアッサーで開けた穴から露出する事は起こりづらい。
失明の根拠に「東洋医学のツボに準ずるものが耳に存在する為」という説を用いることがあるが、これも流派によって異なることが多く、科学的に立証することは難しい。
ピアス用の穴を開けることはきちんとした器具を用いて清潔に行えば安全であり、失明などの障害が残る事はありえない、とされている。 ちなみに画家のフィンセント・ファン・ゴッホは自らの耳朶を切り取ったが、失明などしていない。

[編集] 伝播について

日本の教育現場において、ピアスの危険性を説明する際に、方便としてこの都市伝説が引用される事がある。

[編集] 「白い糸状のもの」について

人によってはピアスの穴から、白い物体が出ることはある。これは、体毛、にきびなどと同様の余分な油分の集合体である「角栓」や「粉瘤腫の中身」、であると考えられる。

[編集] 紹介された作品

耳から出ている糸を引っ張ると玉がくっついている。この玉はその人の魂で抜けると意識不明となりその玉を他の生物にいれると玉の持ち主の魂がその生物に乗り移るというもの。
第7伝説「耳たぶの白い糸」
登場人物の一人が殺される際に、自分の神経をつかんで見つめながら絶命する。

[編集] 関連項目