Wikimania 2008参加者への渡航補助申請を受け付けています。

百匹目の猿現象

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

百匹目の猿現象(ひゃっぴきめのさる げんしょう、Template:Lang-en-short)は、ライアル・ワトソンが創作した生物学現象である。

宮崎県の幸島に棲息するの一頭がイモを洗って食べるようになり、同行動を取る猿の数が閾値(仮に100匹としている)を越えたときその行動が群れ全体に広がり、さらに場所を隔てた大分県高崎山の猿の群れでも突然この行動が見られるようになったという。このように「ある行動、考えなどが、ある一定数を超えると、これが接触のない同類の仲間にも伝播する」という現象を指す。

目次

[編集] 経緯

ライアル・ワトソンが1979年の著書 "Lifetide"(日本語訳『生命潮流』木幡 和枝 訳 工作舎 1981年 ISBN 9784875020776)で述べ、1981年に出版されたケン・キース・ジュニア(1921年-1995年)の著書"Hundredth Monkey"(日本語訳『百番目のサル』佐川出版 1984年 ISBN 978-4914935030)によって世界中に広まった。これが日本では『百匹目の猿―思いが世界を変える』(船井幸雄著)で紹介され、人間にも同様の現象が存在するのではないかということでニューエイジ関係で有名になった。

だが実際には、初めに報告されていたニホンザルの逸話は創作されたもので、高崎山はもちろん群全体に伝播したという事実も観測されていない。ライアル・ワトソンは河合雅雄の論文(KAWAI, M 'Newly acquired precultual behaviour of the natural troop of Japanese monkeys on Koshima Islet,'Primates 6: 1-30, 1965.)によるものとしていたが、その論文に反する内容であり、全くの創作であることをライアル・ワトソン自身も認めている。

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

en:Hundredth Monkey Effect it:Fenomeno della centesima scimmia lt:Šimtosios beždžionės efektas