東京地下鉄有楽町線
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有楽町線(ゆうらくちょうせん)は、埼玉県和光市の和光市駅から東京都江東区の新木場駅までを結ぶ、東京地下鉄(東京メトロ)が運営する鉄道路線である。
正式名称は、小竹向原駅~新木場駅間が8号線、和光市駅~小竹向原駅間が13号線であるが、国土交通省監修『鉄道要覧』では和光市駅~新木場駅間が8号線有楽町線と記載されている。
都市計画事業上の名称は、小竹向原駅~新木場駅間が東京都市計画都市高速鉄道第8号線本線、地下鉄成増駅~小竹向原駅間が同分岐線である。
路線名の由来は、銀座に次ぐ繁華街の有楽町から。車体および路線図や乗り換え案内で使用されるラインカラーは「ゴールド」(金):画像:BSicon TokyoYurakucho.svgY
目次 |
[編集] 路線データ
- 路線距離(営業キロ):28.3km
- 軌間:1,067mm
- 駅数:24駅(起終点駅含む)
- 複線区間:全線(小竹向原~池袋間3.2km複々線)
- 電化区間:全線(直流1,500V架空電車線方式)
- 閉塞方式:速度制御式
- 保安装置:営団CS-ATC
- 車両基地:和光検車区・新木場検車区(飯田橋検車区「営団時代に廃止」)
- 地上区間:和光市駅付近・新木場駅付近
[編集] 概要
1968年(昭和43年)の都市交通審議会答申第10号において、東京8号線は、「成増及び練馬の各方面より向原及び池袋の各方面を経由し、また、中村橋方面より目白方面を経由し、護国寺、飯田橋、市ヶ谷、永田町、有楽町及び銀座の各方面を経て明石町方面に至る路線」として示された(中村橋~護国寺間は検討のみ)。その後1972年(昭和47年)の答申第15号では起点側が保谷に変更され、終点側は明石町~湾岸間及び豊洲~東陽町~住吉町~押上~亀有間が追加された。なお、同答申では保谷~練馬間は西武池袋線を複々線化することが示されたほか、中村橋~護国寺間は削除され、護国寺~目白間が東京12号線に編入され、志木~向原間は東京13号線に編入された。このうち小竹向原駅~新木場駅間が有楽町線として順次開業している。
一方、上記答申第15号にて新たに13号線とされた小竹向原以西については、渋谷駅~池袋駅~小竹向原駅~和光市駅~志木駅のうち池袋駅~小竹向原駅~志木駅間が建設され、このうち小竹向原駅~和光市駅間が有楽町線として、和光市駅~志木駅間が東武東上線の線増分(複々線化)としてそれぞれ開業した(ただし池袋駅~営団成増駅間延伸時は、まだ13号線の認可が下りていなかったため、小竹向原駅以西の13号線部分は8号線に編入した上で8号線の予算で建設された。開業後に13号線に戻されている<ref>帝都高速度交通営団編 東京地下鉄道有楽町線建設史(1996年)</ref>)。なお、13号線の小竹向原駅~池袋駅(新線池袋駅)間は有楽町線新線としてすでに営業しており、有楽町線の複々線となっている。
建設目的の一つには、車体規格が小さく、路線有効長も短いことから輸送力増強に限界のある丸ノ内線の混雑緩和にあった。しかし、有楽町線は乗り換えに不便であったことから、当初は便のよい丸の内線を継続利用するケースが多かったと見られ、日比谷線に対する千代田線ほどの開業効果があったとは言い難い。
また、1974年(昭和49年)の銀座一丁目~池袋間の開通にあたり、当時の営団として丸ノ内線中野坂上駅に次いで自動改札が導入された。これは、当該区間では他線との改札内連絡がなかったため、自動改札の実験線区として好適であったためである。しかし、当時は他の路線の駅が有人改札であり、乗車券の裏面が白色の非自動化券であったため、それを自動改札に投入されるトラブルが相次いだため、営団成増(現・地下鉄成増)延長時に撤去され、当時の試みは失敗に終わっている。その他、大手町駅で採用された案内サインシステムを全面的に採用した。
沿線には、警察庁・警視庁・皇居・国会議事堂といった日本の重要機関・施設や、講談社・TBS・日本テレビ(旧本社)・TOKYO FM・朝日新聞・日刊スポーツ・スポーツニッポンといった報道機関や出版社が存在する。
今後の整備計画として、8号線については豊洲駅から分岐して野田市駅までの延伸計画がある(詳細は地下鉄8号線延伸構想の項を参照)。また、13号線については新線池袋駅から西早稲田、新宿三丁目を経て渋谷駅に至るルートが2008年(平成20年)6月14日の開業に向けて現在建設中である(詳細は東京地下鉄副都心線の項を参照)。
[編集] 沿革
- 1974年(昭和49年)10月30日 - 池袋駅~銀座一丁目駅間開通。
- 1980年(昭和55年)3月27日 - 銀座一丁目駅~新富町駅間開通。
- 1983年(昭和58年)6月24日 - 営団成増駅(現・地下鉄成増駅)~池袋駅間開通。
- 1983年(昭和58年)10月1日 - 西武有楽町線小竹向原駅~新桜台駅間開業、乗り入れ開始。
- 1987年(昭和62年)8月25日 - 和光市駅~営団成増駅(現・地下鉄成増駅)開業。東武東上線との相互乗り入れ開始。
- 1988年(昭和63年)6月8日 - 新富町駅~新木場駅間開業、全線完成。同年より自社の冷房車の導入開始。
- 1993年(平成5年)3月18日 - 07系営業運転開始。
- 1994年(平成6年)12月7日 - 有楽町線新線小竹向原駅~新線池袋駅間開業、同時に西武有楽町線新桜台駅~練馬駅間が単線で開業したことにより、練馬駅まで乗り入れ開始。
- 1995年(平成7年)3月20日 - 地下鉄サリン事件に関連し午前の運転を休止、午後から再開。
- 1998年(平成10年)3月26日 - 西武有楽町線が全線複線化され同線経由で西武池袋線との相互乗り入れ開始。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 帝都高速度交通営団の民営化により東京地下鉄(東京メトロ)に承継。営団赤塚駅と営団成増駅をそれぞれ地下鉄赤塚駅と地下鉄成増駅に改称。
- 2005年(平成17年)10月31日 - 女性専用車両導入。
- 2006年(平成18年)9月1日 - 10000系営業運転開始。
- 2008年(平成20年)5月3日 - 小田急特急ロマンスカー乗り入れ開始予定。
- 2008年(平成20年)6月14日 - 準急列車営業運転開始予定。
[編集] 運行形態
和光市駅から、東武東上線を経由して朝夕は森林公園駅(東武車のみ)まで、日中は川越市駅まで、また、小竹向原駅から、西武有楽町線経由池袋線直通で終日小手指駅まで、日中の快速・準急および早朝・夜間時間帯の一部は飯能駅まで、それぞれ相互乗り入れを行っている。また、野球開催日などのイベント時には僅数ながら西武狭山線への直通列車も運転される。野球開催日の狭山線直通列車や花火大会などに運転される臨時列車についての詳細については後述。 また、2008年6月14日から優等種別の「準急」が設定されることが明らかになった。 停車駅は、和光市・小竹向原・池袋~新木場間の各駅である。
[編集] 運転本数
[編集] 和光市方面・東武東上線直通
- 朝・夕方:2~4分間隔(毎時10~17往復)
- 東上線直通列車が毎時6~8往復(朝の新木場方面行と夕方の和光市方面行は共に森林公園直通便の設定あり)、和光市始発終着が毎時4~11往復、新木場行が毎時5~15往復、新線池袋行きが毎時3~5往復。全列車各駅停車。
- 日中:5~7分間隔(毎時10往復)
- 新木場~川越市が毎時4往復、新木場~和光市・新線池袋~志木・新線池袋~和光市が毎時各2往復。全列車各駅停車。
- 早朝・夜間:6~9分間隔
- 全列車各駅停車。
東上線内で人身事故などにより直通運転を見合わせた場合、すべて和光市行となるが、その逆もある。
[編集] 西武有楽町線・池袋線直通
練馬方面の列車には準急・快速として運行されるものがあるが、有楽町線内の新木場~小竹向原駅間と西武有楽町線内の小竹向原駅~練馬駅間は各駅に停車する。
- 朝:6~9分間隔
- 練馬高野台・清瀬・所沢・小手指発着、新木場行(一部新線池袋行)
- その他の時間帯:6~20分間隔(毎時5~6往復)
- 新木場~飯能・新木場~清瀬・新線池袋~小手指が各2往復。
- ※日中以降、飯能発着のすべてが快速運転を、小手指発着の一部列車が準急運転を行う。
池袋線内で人身事故などにより直通運転を見合わせた場合、西武線直通電車は池袋止まりになる。その場合は要町・千川両駅では10分以上待たなければならない。また有楽町線の各駅では構内放送で「西武線のご利用の方は池袋駅でお乗り換えください。」と呼びかけている。
[編集] 準急
Template:Ambox 2008年6月14日より平日の昼間と、土休日の早朝、深夜以外の運転。停車駅は和光市駅 - 小竹向原駅 - 池袋駅から新木場駅の各駅。1時間あたり4本の運転。東京メトロにおいては初採用の種別となる。
[編集] 副都心線直通予定
Template:Ambox 今現在の状態で例えれば「新線池袋行」が直通電車に相当する。通勤急行、急行などが運転される。詳しくは副都心線を参照。
[編集] 小田急線直通予定(臨時列車)
Template:Ambox 2008年3月15日から運転を開始した千代田線と小田急線を直通する特急ロマンスカー(平日はビジネス特急、土曜・休日は観光特急)のうち、土曜・休日の朝方に1本運転される本厚木発北千住行の「メトロさがみ」と同じく土曜・休日の夜間に1本運転される北千住発本厚木行の「メトロホームウェイ」が、年間30日程度本厚木~新木場間を1往復する「ベイリゾート」として2008年5月3日より運転される。この列車は後述する有楽町線桜田門~千代田線霞ケ関間を結ぶ連絡線を経由する。有楽町線内の停車駅は新木場と豊洲であり、豊洲から先は千代田線表参道・小田急線成城学園前・新百合ヶ丘・町田・本厚木に停車する。
[編集] 車両
[編集] 自社車両
- 07系
- 7000系
- 10000系
- 2006年8月31日までは定期列車はすべて回転式ツーハンドル車で運転されていたが、翌9月1日からの10000系の導入によってワンハンドル車の運転を開始した。
- 07系については、10000系の投入に伴い4編成が2006年秋から2007年3月にかけて東西線に転属し、同線の5000系を置き換えた。詳細は07系の項を参照。
[編集] 乗り入れ車両
[編集] 現在の乗り入れ車両
- 東武鉄道
- 9000系・9050系…副都心線池袋~渋谷間の開業に向けて同線への乗り入れ改造工事が施工された編成もある。なお、試作車である9101Fはドアの配置が量産型と異なるため、改造工事の対象外となっている。
- 50070系
- 50000系第2編成(51002F)は乗り入れ用の保安装置を設置していないため、現在のところ直通できない。
- 西武鉄道
- 6000系・6000系50番台…副都心線池袋~渋谷間の開業に向けて同線への乗り入れ改造工事が施工された編成もある(2007年7月28日より乗り入れ開始)。なお、試作車である6101Fと6102Fの2編成は副都心線への乗り入れ改造の対象から外れ、新宿線に残留している。
Tokyo-metro 10000.jpg
営業開始記念ヘッドマークを貼付していた10101F(2006年撮影) |
TokyoMetro Type 7134.JPG
7000系6次車 |
Model 07 of Tokyo Metro & Model 6000 of Seibu Railway.jpg
有楽町線を走る東京メトロ07系(左)と、乗り入れる西武6000系 |
Toubu9103F.jpg
乗り入れる東武9000系(9103F)(2006年撮影) |
Tobu51071Frunning.jpg
東武50070系 |
[編集] 乗り入れ予定車両
- 小田急電鉄
- 60000形「MSE」(2008年5月3日からの予定。不定期での運行。詳細は上記を参照)
[編集] 有楽町線内での種別表示について
2008年現在、有楽町線内はすべて各駅停車である。乗り入れ先区間も含めて全区間各駅停車の電車の場合、東京メトロの車両は行先のみの表示だが、西武6000系は前面・側面ともに、東武車両は前面のみ(副都心線乗り入れ対応車は側面も)「普通 新木場」などと種別表示も行う。
また、西武線から快速や準急で乗り入れてきた場合は小竹向原駅で「快速 新木場」「準急 新木場」から「普通 新木場」と変更する。なお、1998年3月26日から2005年頃までは西武6000系においては変更は行われず、LED式行先表示器を装備する07系や7000系のみ手動で変更していたが、利用客の誤解や誤乗を防ぐため、また、副都心線開業準備のため(一部で途中駅から種別が変わる系統がある)に今のようになった。ただし、西武線方面(B線、下り)の場合は有楽町線内でも快速や準急の表示を行う。
[編集] 女性専用車
平日の朝ラッシュ時、7時20分から9時20分まで和光市駅に発着するA線(新木場方面行)の進行方向最後尾車両で全区間で実施し、東武東上線および西武池袋線(西武有楽町線経由)からの直通電車は乗り入れ先の始発駅から実施される。9時20分になった時点で女性専用車の扱いは一斉解除される。2005年10月31日<ref>「10月31日(月)より池袋線の有楽町線直通電車で女性専用車両を導入します。」西武鉄道 2005年10月13日</ref>から導入されている。
各駅の出入口が先頭車両および最後尾車両に存在する場合が多く、かつての東急東横線の“菊名問題”と似たような現象が発生している。
[編集] 駅一覧
| 駅番号 | 駅名 | 特急 | 連絡路線 | 所在地 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 東武鉄道東上線森林公園駅まで直通運転 | ||||||
| Y-01 | 和光市駅 | 千代田線経由小田急小田原線直通 | 東武鉄道:東上線(池袋方面) | 埼玉県和光市 | ||
| Y-02 | 地下鉄成増駅 | 東武鉄道:東上線(成増駅) | 東京都 | 板橋区 | ||
| Y-03 | 地下鉄赤塚駅 | 東武鉄道:東上線(下赤塚駅) | 練馬区 | |||
| Y-04 | 平和台駅 | |||||
| Y-05 | 氷川台駅 | |||||
| Y-06 | 小竹向原駅 | 東京地下鉄:○有楽町線新線(副都心線)(新線池袋駅まで直通運転) 西武鉄道:西武有楽町線(西武鉄道西武有楽町線経由池袋線飯能駅まで直通運転) | ||||
| Y-07 | 千川駅 | 東京地下鉄:○副都心線(2008年6月14日開業予定) | 豊島区 | |||
| Y-08 | 要町駅 | 東京地下鉄:○副都心線(2008年6月14日開業予定) | ||||
| Y-09 | 池袋駅 | 東京地下鉄:○丸ノ内線(M-25)、○副都心線(2008年6月14日開業予定) 東日本旅客鉄道:山手線、埼京線、湘南新宿ライン 東武鉄道:東上線 西武鉄道:池袋線 | ||||
| Y-10 | 東池袋駅 | 東京都交通局:都電荒川線(東池袋四丁目) | ||||
| Y-11 | 護国寺駅 | 文京区 | ||||
| Y-12 | 江戸川橋駅 | |||||
| Y-13 | 飯田橋駅 | 東京地下鉄:○東西線(T-06)、○南北線(N-10) 都営地下鉄:○大江戸線(E-06) 東日本旅客鉄道:中央・総武線(各駅停車) | 新宿区 | |||
| Y-14 | 市ケ谷駅 | 東京地下鉄:○南北線(N-09) 都営地下鉄:○新宿線(S-04) 東日本旅客鉄道:中央・総武線(各駅停車) | 千代田区 | |||
| Y-15 | 麹町駅 | |||||
| Y-16 | 永田町駅 | 東京地下鉄:○半蔵門線(Z-04)、○南北線(N-07)、○丸ノ内線(赤坂見附駅:M-13)、○銀座線(赤坂見附駅:G-05) | ||||
| Y-17 | 桜田門駅 | | | ||||
| Y-18 | 有楽町駅 | | | 東京地下鉄:○日比谷線(日比谷駅:H-07)、○千代田線(日比谷駅:C-09) 都営地下鉄:○三田線(日比谷駅:I-08) 東日本旅客鉄道:山手線、京浜東北線 | |||
| Y-19 | 銀座一丁目駅 | | | 中央区 | |||
| Y-20 | 新富町駅 *3 | | | ||||
| Y-21 | 月島駅 | | | 都営地下鉄:○大江戸線(E-16) | |||
| Y-22 | 豊洲駅 | ● | ゆりかもめ:東京臨海新交通臨海線 (U-16) | 江東区 | ||
| Y-23 | 辰巳駅 | | | ||||
| Y-24 | 新木場駅 | ● | 東日本旅客鉄道:京葉線 東京臨海高速鉄道:りんかい線 | |||
- ●:停車駅、|:通過駅
- 和光市駅は他社接続の駅で、東武鉄道の管理駅である。
- 小竹向原駅は他社接続の駅で、東京地下鉄の管理駅である。また、全ホームに2段式の案内表示器が設置されている。
- 新富町駅は開削工法による対向式ホーム構造でありながら線路間の中柱がない。日本の地下駅では類例の少ない構造である。同様の駅として、都営三田線白山駅やつくばエクスプレス南千住駅・青井駅が挙げられる。
- 新木場~千川間の和光市方面ホームの発車案内には、西武線への列車が3本目に来る旨の表示が出る駅がある。これは2005年9月頃から表示されるようになった。先発列車が小竹向原で西武線方面行に接続することがあるが(実際西武直通の2本前は小竹向原で接続をとる可能性が高い)、小竹向原での接続の有無の表示はなく、現状では乗り換えをしたくない人向けの案内となっている。この案内表示は先発列車の種別表示の部分のみフルカラーになっている。また、原則として新木場行しか来ない区間の発車案内には先発列車しか表示されず、種別表示スペースもない。
- 有楽町線は2001年9月頃まで、唯一「お待たせ致しました」を文頭にした、旧型の接近自動放送が使用されていたが、旧型接近表示器撤去と同時に廃止された(同時期、銀座線・丸ノ内線を除く旧営団路線の接近放送はすべて「まもなく」が文頭に来ていた)。
- 南北線以外では、他線・他名連絡駅への乗換えに際し、時間のかかる地下鉄駅が多い。これは一度改札口を出たり、構内を長時間歩いたりする必要があるため。
[編集] 連絡線
この路線には、他の路線への連絡線が2本ある。
この2つは主に千代田線の綾瀬工場へ検査を受ける車両を回送するためにあるが、臨時の特別列車がごく希に走ることもある。2002年からは夏の花火大会と冬の年末年始に関連した臨時列車が運転されるのが定番化している。この臨時列車は相互乗り入れの関係上、千代田線からの直通は同線車両(06系もしくは6000系)、南北線からの直通は同線車両(9000系)が使用される。
2007年12月に放送されたテレビ朝日の番組「タモリ倶楽部」で「地下鉄開業80周年 タモリ倶楽部号」という貸切電車が南北線の9000系を使用して運転した時、この電車が2つの連絡線を通った。
2008年3月15日から、小田急60000形「MSE」が千代田線との連絡線を使用して年間30日程度「ベイリゾート」号として直通運転される。
[編集] 臨時列車
沿線でのイベントなどで臨時列車が運行されることがある。連絡線を介して運行されることが多いが、中には乗り入れ路線発着とした列車が運行される。
下記の他にも、2004年9月に新木場検車区撮影会への臨時列車(千代田線06系・6000系、南北線9000系を使用)や、10月に開業30周年記念列車を運転したことがある。
[編集] 西武ドームへの観客輸送
西武ドームでの野球開催時に限り、新木場発の西武球場前行が運行される。西武池袋線直通開始以前は西武線内のみで運転されていた野球臨時列車であったが、同線に直通運転を開始した1998年シーズンから有楽町線直通も設定され、新木場からの西武球場前行が運転されるようになった。
- 基本的には新木場発の清瀬行または所沢行の定期列車を延長する形で運転される(「準急 西武球場前行」などの優等種別の設定もあり)。
- 使用車種は7000系・07系・西武6000系・10000系(2007年~)、このうち西武6000系で運転される場合は先頭車の前面にヘッドマークが装着されていることもある(埼玉西武ライオンズの球団ロゴマークのヘッドマークが多いが、場合によっては埼玉西武ライオンズの人気選手の特製ヘットマークを掲出して運転されることもある)。
- 1998年の運行開始当初は夏休みやゴールデンウイークなどの限られた期間中の野球開催日に下り2本だけの運転であったが、2001年頃のダイヤ改正から西武線の野球開催時の増発ダイヤに組み込まれ、西武ドームでの公式戦全試合やオープン戦などの野球開催時に上下数本が運行されるようになった。
- 運行開始当初は清瀬行を延長する形で運転していたが、当時の折り返し時間の関係と車両運用上の関係で、本来のダイヤ上では7000系や07系で運転されるダイヤを西武6000系に車種変更して運行されていた。事前に小手指で7000系や07系から代車の西武6000系に車両交換を実施してそのまま新木場行として運行し、折り返し西武球場前行となり、同駅到着後に小手指の車庫へ回送となり、入れ替わりに本来の清瀬発新木場行用に事前に車両交換した車両を小手指の車庫から回送し、本来の運用に戻しての運行であった。現在は、延長運転を考慮したダイヤに変わり、代走はほとんど見られなくなった。
- なお、1999年シーズンのオールスターゲーム開催時には新木場発の西武球場前行が西武線内急行として2本運転された(地下鉄線内は各駅停車、西武線内は新桜台、練馬、石神井公園、以後池袋線急行停車駅と同一)。ちなみに当時の西武ライオンズの人気選手の松坂大輔選手(1本目用)と松井稼頭央選手(2本目用)の特製ヘッドマークを掲出して運転した。
- 同様に西武ドームでの音楽ライブコンサートや主要イベント(国際バラとガーデニングショウなど)の開催時にも新木場からの西武球場前行が運転されることがある。
[編集] 東京湾大華火祭
2002年度から、東京湾大華火祭会場最寄りの豊洲駅への輸送を担う列車として打ち上げ花火の名称にちなんだ臨時列車が運行されている。基本的には同大会の開催日に運行されるため、中止時には運行されない。往復とも運転される列車には1号、2号、と号数が付く。
なお、2006年は8月12日に運転される予定であったが、雷雨の影響で開催できなかったため、運転する列車すべてが運転中止となった(同大会は翌13日に開催されたが、都営大江戸線の臨時列車は運行された)。また、2007年は愛称の付かない線内運転の臨時列車となった。
- ナイアガラ1・2号
- スターマイン1・2号(2004年度は往路のみ運転、2005年度は運転なし)
- 2003年度までは東武東上線森林公園駅~新木場駅間で、2004年度は東武東上線川越市駅(高坂駅~川越市駅間回送運転)→新木場駅間に往路のみ運転した。
- 往路(1号):東武東上線内は各駅停車、当線内は和光市~池袋間ノンストップ、池袋~新木場間各駅停車(2003年度までは和光市~新木場間が急行運転となり途中小竹向原・池袋・飯田橋・永田町・有楽町・月島・豊洲に停車していた)。
- 停車駅(2004年度):川越市駅から和光市駅までの各駅→有楽町線池袋駅から新木場駅までの各駅
- 復路(2号):当線・東武東上線内とも各駅停車。
- 2006年度は3年ぶりの往復運転となり、往路(1号)は東武東上線内も急行運転(森林公園駅から川越までの各駅→ふじみ野駅→志木駅→朝霞台駅→和光市駅)で、当線内は2003年度までと同一の停車駅で運行される予定であった。
- ドラゴン号
- 小田急多摩線唐木田駅~新木場駅間運転。小田急線内は多摩急行、千代田線および当線内は急行扱い。
- 2005年度は小田急小田原線相模大野駅~新木場駅間に運転し、小田急線内を快速急行で運転した。
- 06系または6000系で運行。両形式とも新木場行の行先表示がないため、「新木場」と表記された方向板を付けて運転する。
- 停車駅:唐木田駅→小田急多摩センター駅→小田急永山駅→栗平駅→新百合ヶ丘駅→登戸駅→成城学園前駅→経堂駅→下北沢駅→代々木上原駅→表参道駅→有楽町駅→月島駅→豊洲駅→新木場駅
(2005年度は相模大野駅→町田駅→新百合ヶ丘駅→下北沢駅→代々木上原駅→表参道駅→有楽町駅→月島駅→豊洲駅→新木場駅)
- ファンタジー号(2003年度から運転)
- レインボー号
いずれも、先頭車の前面に愛称毎のヘッドマークを掲出して運転する。
なお、2003年度から2005年度までは東急田園都市線中央林間駅から東京地下鉄半蔵門線永田町駅まで「HA・NA・BIリレー号」(2003年度は半蔵門駅まで運行)と「スターマイン号」(2004・2005年度)を運行していた。両愛称とも永田町駅で他の臨時列車に連絡するリレー扱いの臨時列車である。2006年度は運行しなかった。
[編集] 東京ミレナリオ
2003年12月27日・28日・30日と2004年12月25日・26日には、東京ミレナリオ会場最寄りの有楽町駅への輸送を担う列車として「東京ミレナリオトレイン」という臨時列車が運行され、先頭車の前面にヘッドマークを掲出して運転していた(2005年は運行しなかった)。
- 西武池袋線小手指駅~新木場駅間運転。西武池袋線・有楽町線内は快速、当線内は急行扱い。
- 停車駅:小手指駅~ひばりヶ丘駅間各駅~石神井公園駅~練馬駅~新桜台駅~小竹向原駅~有楽町線池袋駅~飯田橋駅~永田町駅~有楽町駅~新木場駅
- 西武6000系で運行。
- 2003年は復路のうち1本が当線内を急行運転していた。
[編集] 鉄道フェスティバル
2004年10月9日と10日に日比谷公園で開催される予定であった「第11回鉄道フェスティバル」への臨時列車も設定されていた。
- 東武東上線森林公園駅~新木場駅間運転。
- 往路:東武東上線内は各駅停車、当線内は和光市~池袋間ノンストップ、池袋~新木場間各駅停車。
- 復路:当線・東武東上線内とも各駅停車。
- 西武池袋線小手指駅~新木場駅間運転。西武池袋線・有楽町線内は快速、当線内は各駅停車。
- 埼玉高速鉄道線浦和美園駅~有楽町駅間運転。埼玉高速鉄道線および東京地下鉄南北線内は各駅停車、当線内は市ケ谷~有楽町間ノンストップ。
いずれも10月9日に運転される予定であったが、鉄道フェスティバルが台風のため、同月10日のみの開催となったため、結局運転中止となった。また、2005年度以降は運転されていない。
[編集] ドリームエキスプレス
鉄道の日を記念して、2001年まで営団地下鉄(当時)が中心となって関東私鉄5社が合同で企画された団体臨時列車で、各ルート別に参加者を募って団体列車として運転された。
- 有楽町線では、霞ヶ関駅~桜田門駅間の連絡線を経由して霞ヶ関駅に至る東武・西武両線発着のルートとして運転された(開催年によって発着路線・駅が入れ替わる)。
- 他にも、開催年によっては小田急線-千代田線ルートや、東武伊勢崎線~日比谷線、東急東横線~日比谷線の発着ルートもあった。また、2001年のみ千代田線~南北線~東急目黒線~東急東横線のルートもあった(千代田線~南北線のルートについては国会議事堂前-溜池山王接続で南北線に乗り換え)。
途中の地下鉄霞ケ関駅で一旦下車し、各ルートからの参加者が合流して、メインイベントが開催された。
なお、2002年以降、ドリームエキスプレスのイベントが開催されなくなったが、この時の5社合同企画が、後の東京湾大華火祭の臨時列車の企画に発展していく。
[編集] 路線名
有楽町線の名称は、1973年(昭和48年)11月1日から12月15日までの期間で公募が行なわれ、30,591通の応募があり、2,519種類の路線名が提案された。
その時の得票数第1位は「麹町線」であった。しかし、「麹」の漢字が難しく、親しみにくいということと、2位「有楽町線」・5位「有楽線」の合計得票数が「麹町線」を上回っていたことから、「有楽町線」が選ばれた。
応募の中には「カンガルー線」(有楽町・池袋→有袋目の連想で)というものもあったという。
[編集] 地下鉄8号線延伸構想
豊洲駅で有楽町線から分岐して東武野田線野田市駅まで地下鉄8号線を延伸する構想がある。 1985年(昭和60年)の運輸政策審議会答申第7号において、8号線は、豊洲から分岐する北上線が住吉~四ツ木間で11号線の延伸区間を共用し、常磐線亀有駅へ至る路線に変更されている(このため、豊洲駅と半蔵門線住吉駅は小竹向原駅のように2面4線として線路が分岐できるような構造になっている)。さらに八潮駅(つくばエクスプレス)・越谷レイクタウン駅(武蔵野線)を経由する形で検討がなされている。現在のところ構想段階であり、運輸政策審議会の答申で「2015年までに整備着手することが適当である路線」と位置付けられているが、延伸決定はなされていない。なお、2007年2月、国土交通大臣政務官が8号線に調査費をつけることを明言し、延伸に向けて弾みがついた(東京直結鉄道も参照)。
なお、東陽町駅付近には計画の実現を目指す垂れ幕が下がっている。
また、2016年東京五輪の開催地と計画されている「晴海」が、最寄り駅の都営大江戸線勝どき駅まで600mはあるため、東京都が資金提供し、開催地までの支線を建設する計画も存在していたが、よりコンパクトな大会とするため、環境負荷がかかる地下鉄建設は見送り、勝どき駅からの動く歩道の設置や連結バス(BRT)の導入が検討されている<ref>「「東京五輪」新交通は連結バス 都検討」 産経新聞・イザ! 2007年11月5日</ref><ref>「16年夏季五輪:東京五輪基本計画 会場、輸送手段見直し 選手村から20分以内」毎日新聞 2007年11月7日 東京朝刊</ref>。
[編集] 都市伝説
冷戦真っ只中の時代に計画・建設され、1974年に部分開業した時以来、以下のことから「有楽町線は軍事路線」なる噂や都市伝説が何度か立てられたことがある。しかし公式発表のない事柄であり噂に過ぎない。
- 沿線に自衛隊の駐屯地(和光市・平和台)やその本部と言える防衛庁(現:防衛省)は、六本木に存在していた(現在その跡地は東京ミッドタウンである)。防衛庁移転以前も、市ヶ谷は陸上自衛隊東部方面総監部が設けられ、第32普通科連隊が駐屯する首都防衛の中枢であった。
- 相互乗り入れ先の東武東上線沿線には、陸上自衛隊朝霞駐屯地(和光市から車庫につながる線路が南側に直角に曲がっており、その数十m先には朝霞駐屯地がある)、西武池袋線沿線には航空自衛隊入間基地があること。なお、朝霞駐屯地内には貨車に戦車や物資を積み込む演習施設が存在する。
- 沿線には警察庁・警視庁・皇居(桜田門)、国会議事堂(永田町)、海上保安庁(新富町)といった日本の重要機関・施設がある。
- 終点の新木場は、東京湾に面していて東京ヘリポートがある。
この噂については、旧営団時代に何度か関連の問い合わせが営団側にあったものの、いずれも否定されているようである。また、テレビのバラエティ番組でもしばしば取り上げられているが、「幅が狭く、戦車の通行が不可能」「地盤の関係上、戦車は走れない」などと完全に否定されている。評論家(鉄道・軍事ともに)にも「軍事路線には程遠い設備である」とする人が少なくない。しかし、他方でそのような有事対策は通常トップシークレットであって、公にされていないだけ(あるいは知っているのは上層部などごく一部の人物のみで、ほとんどの従業員にも知らされていないだけ)との説もある。また、計画・設計自体が40年程前のものであり、その後の様々な状況変化から考えてこれら施設が現代まで通用するものかどうかも疑問が残る。
ルパン三世 (TV第2シリーズ)最終話「さらば愛しきルパンよ」では、ルパンが豊島区付近から軍事産業の永田重工(和光市付近)に向かうルートとして地下鉄南北線を利用しているが、名称以外は有楽町線そのものであった(放送は南北線開業前。また、電車の行先として当時はまだ実現していなかった「森林公園」が記載されている)。
似たものとして、国会議事堂前駅核シェルター説がある(これも当局は否定している)。
[編集] 脚注
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[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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