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山下財宝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山下財宝(やましたざいほう)とは、山下奉文大将率いる日本軍によって終戦時にフィリピンに埋められたとされる莫大な埋蔵金。一般的には都市伝説と言われている。

この伝説では南アジアから徴発した金塊をシンガポールからフィリピンで中継し、日本本土に海上輸送しようとしたが、潜水艦や航空機による海上輸送路への攻撃が激しくなったため、隠しておいて、終戦後に引き上げようとしたところ、関係者が戦犯として処刑されたため在処の情報が失われたとされている。

実際に、フィリピンに入殖した日本人が引き上げた時に埋めた財産等が見付かることもあったことから、この伝説が真実味を持ったという説がある。

一説には、日本が19世紀から1945年までかけて世界各地から集めた天皇の財宝の一部であると言われ、これを通称、「金の百合」と言う。米英の策略によって、大半を持っていかれたとされるが、主に日本とフィリピンに分散させたことにより、一部が今なおフィリピンに取り残されたままになっているとの噂もある。

不正蓄財の嫌疑をかけられたフェルディナンド・マルコス元大統領がこれを発掘して財をなしたと称した。フィクションとしては、ゲーム『メダル・オブ・オナー ライジングサン』や、ニール・スティーヴンスンの小説『クリプトノミコン』、クライブ・カッスラーの小説『ドラゴンセンターを破壊せよ』の舞台ともっている。

[編集] 財宝の所有者

財宝探しをめぐってのトラブルが頻発するため、2007年よりフィリピン政府は山下財宝探しの規制強化し、これまでの届け出制から許可制としたが、それと同時に発見された場合の措置についても以下のように権利の配分が取り決められた。

  • 文化遺産と判断された場合→国により全て没収
  • 公有地で発見された場合→政府が75%、発掘者が25%
  • 私有地で発見された場合→政府が30%、発掘者と地主で70%

許可の対象となるのはフィリピン国民もしくは資金保証のある団体(外国人も可)で、発掘にあたっては地主等の事前の許可と土地保全のための保証金の供託義務も生じる。有効期限は1年だが、申請すれば1年の延長も可能である。

[編集] 参考